こんにちは。
助手の小林です。
今回は金属アレルギーについてです。
☆口の中の詰め物が原因?
ネックレスなどの金属が肌に触れることで、皮膚に湿疹やかぶれなどの症状を
引き起こす金属アレルギー。実は、口の中の金属の詰め物が原因で起こることがあります。
金属アレルギーには個人差があり、自覚症状が全く出ない人もいれば、皮膚に発疹ができる、
手足の皮がむける、などの症状が出る人もいます。
歯の治療では、金属の詰め物をして何年も経ってから突然発症する事もあり、
すぐに症状が現れるとは限らないので、口の中の金属が原因だとは思いもしない人が多いようです。
☆金属アレルギーのメカニズム
歯の治療で使用する詰め物や被せ物の金属素材には、水銀アマルガムや金銀パラジウムなど、
アレルギーを起こしやすい金属が使われています。
この金属が唾液で溶け出し金属イオンとなり、体内でタンパク質と結合し、新しいたんぱぃ質を
作ります。これが異物とみなされると、免疫が過剰反応し、アレルギー症状を引き起こします。
☆金属アレルギーへの対策は?
・まずは、かかりつけの皮膚科での正確な診断、原因の検索が必要です。
・アレルギーの原因が歯科用金属であると判断された場合、かかりつけの皮膚科にて
パッチテストを行い、7日後の判定が必要不可欠となります。
・皮膚科医師の診断のもと、歯科で原因となる金属を取り除き、アレルギーをおこしにくい
材質のものと取り替える治療を行います。
もしかしたらと思ったら相談にいらしてください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。