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2010.07.26

歯周病

こんにちは、オリオン歯科鎌ヶ谷クリニックの嘉手納です。

今回から、歯周病に注目してブログを書いていこうと思います。

歯周病とは、どのような病気でしょうか?

歯周病予防の歯磨き粉やうがい薬など、CMでよく見かけます。

歯周病とは、歯を支えている土台となる骨や、歯ぐきが歯周病原菌の感染により壊される病気です。

土台となる骨が吸収されるので、放っておくと歯が抜けてしまいます。

 

歯を支えている組織を歯周組織といいます。

歯周組織は、土台となる歯槽骨、歯の根っこを覆うセメント質、歯と骨の間にクッションの役割をする歯根膜、それらを覆う歯肉の4つの組織からなり、歯を支えているのです。

歯周病は、この歯周組織に歯周病原菌が感染し破壊をされる病気です。

自覚症状のない軽度のものも含めると、8割以上がかかっているといわれています。

歯周病の進行は、歯肉に炎症がとどまっている歯肉炎と、さらに深い部分にまで炎症が及び、歯を支えている歯槽骨が溶け出す歯周炎2つのステージに分けられます。

 

歯肉炎:歯間の歯肉が腫れぼったくなっています

歯周病①

歯肉炎は、治療をはじめれば完全に治すことができますが、歯肉炎だと症状がほとんどないため、気づかずそのままにしてしまう人も少なくありません。

歯周炎により歯槽骨が溶け出している状態

歯周病②

歯周炎まで進行してしまうと、治療も大変になり、歯を支えている土台の骨の吸収が起こるので、ケースによっては、抜歯の場合もあります。

次回は、歯肉炎と歯周病の治療法をお話します。

                             つづく

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