皆さん、こんにちは。
クリニカルコーディネーターの森です。
楽しいい夏休みも終わってしまい日常の生活が戻ってきてしまいましたが、皆さん夏休みは満喫されましたか?
夏の名残でまだ暑い日はありますが、涼しい日が徐々に増え秋の訪れを感じている今日この頃です。
今日は、被せ物や詰め物の「素材選びのポイント」についてお話したいと思います。
被せ物や詰め物は、一度つけると数年間使い続ける事がほとんどです。素材選びのポイントを比較して上手に選ぶ事が大切になってきます。
「見た目の美しさ(審美性)」 笑った時に見える歯が白くて綺麗だと笑顔を引き立て、印象も良くなります。特に前歯は目立つので素材選びは重要です。保険の差し歯は、表面が特殊なプラスチックで、内面は金属です。その為、透明感がなく周囲の歯との色合わせに限界があり、不自然に見えてしまう可能性があります。奥歯も口を開けた時にどうしても見えてきてしまう所があり、目立ってしまう事があります。セラミックを使った差し歯や被せ物は、天然の歯のように仕上がるので、周囲の歯と調和し、違和感がなく綺麗に見えます。種類も様々ありますので、お口の状態、噛む力、予算などに合わせて選べます。
「体への優しさ(生体親和性)」 被せ物や詰め物は、お口の中にずっと入っているものなので、体への影響も心配です。銀歯や保険の前歯は、金属部分が唾液など様々な影響でイオン化して溶け出し、金属アレルギーの原因になる場合があります。金属アレルギーが心配な方は、セラミックやジルコニア、ハイブリッドなど金属を使わないタイプが安心です。衛生面もセラミックは汚れや歯垢が付きにくいのですが、銀歯は表面に小さな傷がたくさんあるので汚れや歯垢が溜まりやすくなってしまいます。
「耐久性」 被せ物などが劣化、破損すると作り直しが必要になり、そのたびに歯は削られ、歯の寿命に影響します。セラミック素材は(天然の歯に最も近い材質なので)劣化や変色がほとんどなく丈夫で長持ちします。保険の前歯は、表面がプラスチックなので変色します。銀歯は金属なので丈夫ですが、銀歯の下が虫歯になりやすく、錆びたり金属成分が溶け出したりします。
「費用」 素材ごとに費用は違いますし、保険適用と適用外で大きく違います。保険適用の被せ物などは費用の負担が少なく、食べたり喋ったりといった機能は回復できますが、見た目や耐久性はやはりセラミックなどと比較すると程度が下がってしまうのは否めません。保険適用外の物は費用が高めですが、機能の回復に加え、見た目、耐久性、生体親和性に優れています。また、費用を比較する上で将来のコストも考える事が大切です。将来、被せ物などが変色、劣化、破損で作り直しになると、そのたびに治療費、通院の手間と時間といったコストが発生してしまいます。費用対効果を考えた時に保険外が勝っているというのは言うまでもありません。しかし、全ての方が保険外を選択出来得る訳ではありませんので、保険治療制度というものが存在するのです。その時の経済状況でどうしても保険外治療が難しい場合には、将来保険外の材質へのやり直しの為にお金を貯めたりするのも一つの手ですが、今の歯医者ではデンタルローンという便利な物もありますので、月々で負担がない程度でローンを組む事も可能になっています(勿論、ローンの審査は必要ですが…)ので、スタッフにご相談下さい。
「治療後のケアが重要」 どんなによい材質の被せ物を使って、良い治療を行っても、その後のケアが不十分で再度虫歯になったり、歯周病になってしまっては台無しです。治療の為に被せ物などを作り直したり、状態が悪い歯を抜くことになる場合もあります。どのような材質も天然の歯に勝るものはありません。歯科医院での定期的なチェックとケアで、健康なお口の環境を保つことが歯と被せ物、歯肉を長持ちさせる秘訣です。
定期的なチェックとケアは是非、オリオン歯科鎌ケ谷クリニックへお越しください。スタッフ一同お待ちしております。