入れ歯・義歯
当院では、患者様のさまざまなお悩みに対応した入れ歯をご提供しております。
「初めて入れ歯をお作りになる方」、「現在使用されている入れ歯が合わない方」など、どのような方でもお気軽にご相談ください。
よく噛めて食事を楽しめる入れ歯
当院の方針は、「よく噛めて食事を楽しめる入れ歯」をご提供することです。
患者様のお口の状態やご予算、ご要望などに沿った入れ歯をご提案いたします。
また、歯が折れたり抜けたりすると、入れ歯が合わなくなる場合があります。
当院では、「お口に合う入れ歯の作製」と「お口の症状に適した治療」の2つを軸に、
健康で快適な口元を取り戻すべくサポートしておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
「よく噛める」ことの重要性
1. 心臓や脳の健康をサポート
しっかり噛むことで顎を適度に刺激すると、血流が促されます。
その結果、血液を送りだす心臓の働きをサポートしたり、脳の働きを活性化したりできます。
アルツハイマー型認知症患者の多くは歯を失っているとのデータもあるため、よく噛める状態を保つことが大切です。
2. 健康づくりに役立つ
よく噛むことで唾液の分泌が促されます。
唾液には、有害物質の排出や殺菌作用があるため、よく噛むことは全身の健康維持や病気の予防に役立ちます。
反対に、よく噛めないと唾液の分泌が減少し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
口の中が乾く場合は、よく噛めているか確認してみてください。
入れ歯を長持ちさせる方法
入れ歯の品質を保ち、長く使い続けるには、毎食後に丁寧にお手入れする必要があります。
入れ歯洗浄剤で適切にお手入れをするほか、半年に1回程度の頻度で定期検診を受けることが大切です。
歯のクリーニングや入れ歯の調整を定期的に受けることで、末永く入れ歯を快適にお使いいただけます。
当院では、入れ歯の作製からメンテナンスまでトータルサポートしておりますので、お気軽にご相談ください。
入れ歯の種類
レジン床義歯
保険診療の総入れ歯・部分入れ歯の床には、レジンというプラスチックを使用します。
メリット
- 自費診療の入れ歯と比べて費用がかからない
- 修理や調整が容易
デメリット
- 噛み心地が悪くて食事に支障をきたす場合がある
- 床(本体・土台部分)に厚みがあるため装着中に違和感がある
- 自費診療の入れ歯と比べて耐久性がやや劣る
部分入れ歯
1本から数本の歯を失った場合には、部分入れ歯を作製します。
部分入れ歯は、周りの歯にクラスプ(留め具)を引っかけて装着する仕組みです。
保険診療の部分入れ歯には、金属製のクラスプを使用します。
メリット
- 自費診療の部分入れ歯よりも費用がかからない
デメリット
- 金属のクラスプが目立って気になる恐れがある
- 固いものを噛みづらい
- クラスプを引っかける健康な歯に負担がかかる
金属床義歯
金属製の床を使用する入れ歯です。人の身体との相性がよい金属を使用しているため、金属アレルギーの方でも使用できる可能性があります。
メリット
- 薄くて軽い
- 耐久性に優れている
- 汚れにくい
- 食べ物や飲み物の温度が伝わりやすいため食事をより楽しめる
- 生体親和性に優れた金属のため金属アレルギーのリスクが低い
デメリット
- 自費診療のため保険診療の入れ歯と比べて費用がかかる
マグネットデンチャー
磁石で固定する入れ歯です。
神経を取り除いた歯に超小型の磁石を埋め込んで入れ歯を固定します。
メリット
- クラスプがないので口を開けたときに目立たない
- 噛み心地がよい
- 長持ちしやすい
- 健康な歯への負担が少ない
デメリット
- 神経を取り除いた歯にしか磁石を埋め込めない
- MRIに影響がある
- 金属アレルギーの方は使用できない
インプラントオーバーデンチャー
数本のインプラントを顎の骨に埋入して入れ歯を固定します。
メリット
- 噛み心地がよい
- 使用中に外れにくい
- 天然歯のような見た目
- 自分で簡単に取り外せるためお手入れしやすい
デメリット
- 自費診療のため保険診療の入れ歯よりも費用がかかる
- 外科手術が必要
- 顎の骨の状態によっては使用できない
フレキシブルデンチャー
自然な見た目で入れ歯だと気づかれにくいほか、装着感にも優れている入れ歯です。
当院のフレキシブルデンチャーは、日本国内で作製されています。
メリット
- 自然な見た目
- 装着中の違和感が少ない
- 金属アレルギーの方でも安心して使用できる
デメリット
- 調整が難しいため歯科医院によっては調整に対応できない
ミニダルボ
アタッチメント義歯の一種です。残っている歯に凸型の金具がついた被せ物をして、凹型の金具がついた部分入れ歯をはめ込みます。
メリット
- 金具が小さいため目立たない
- 装着感に優れている
- 使用中に外れにくい
- 保険診療の入れ歯と比べて耐久性が高い
デメリット
- 手前の歯2つ以上に被せ物ができる場合にしか適用できない